というわけで「弾む」ポンピングの一番のメリットは「力を入れなくても進める」ということなんですね。
ただこれはあくまで「自分では力を入れてる感覚がない」というだけの話であって、コメ欄でも指摘されてる通り脱力で落ちてきた体重を膝のバネで受け止めるというプロセスがあるので、実際にはがっつり体力が削られていきますw
とはいえこの受け止める動作というのは反射的に起こる(でないとぶっ倒れてしまう)ので、自分ではただ力を抜いてるだけで勝手に進んでるような感覚になる。
これに似たようなことを言ってるのが自転車のやまめ乗りで、クランクが勝手に回っていくこの現象を夢の永久機関と呼んでいますw
もちろん実際には足で踏んでるので永久機関でも何でもないのだが、自分から進んで力を入れようとしなくても入っていくというのがミソ。
これの何がいいかというと脳死プレイができる点だw
いやもちろん前とかはちゃんと見てるのだが、自分で「こういう風に体を動かそう」と考える必要がないという点で、自転車で言えばロングライドのような場面では非常に有利なのだ。
まあ実際には足の踏み具合で速度調整とかしてるので完全に何も考えてないわけではないのだが、少なくとも関節の動きに関しては考えてないと思う。
余談ですがやまめ乗りでググると当ブログが結構いい位置に出てくる。いいのか。
でその解説ページにも書いてるようにこれにはデメリットもある。
出力に限界があるということだ。まあこう書くとそりゃそうだろって感じなのだが要は自然の成り行きで進んでるのでその成り行きを超えた力は出せないということだ。
なので向かい風だったり路面が悪かったりという場面では割と無力だったりする。
ただそれならそれでその時は自分で力を入れればいいだけだ。
たとえばこの動画では脱力で体を落とした後に膝を伸ばして足を蹴っているように見える。反発だけでは足りなかった分を脚力で補っているという感じか。
というわけで「伸びる」「弾む」の2種類のポンピングがあるように言っていたが、実際には「伸びる」動作と「弾む」動作は共存していてその比率が違うだけなのかもしれないと思った。短距離走と長距離走の走り方は違うけど「走る」という動作は共通してるみたいな感じかな?よくわからないのでとりあえず終了します(ひっでぇ