ふとオススメに出てきた動画ですが、この説明はわかりやすいですね。
ミュートでも何を言ってるか大体わかるし、何ならサムネだけでわかるレベル。だから見なくてもいいです(待て
ぼくの動画も字幕をつけてはいるものの、基本的には動きを真似することを想定して作っているのでこの見せ方のうまさは見習いたいですね。
と、今回この動画を取り上げたのはそんなどうでもいい所信表明をするためではない。
実はポンピングもこれと同じことをしているからです。
例えば、地上でこんな体勢を取ったら倒れてしまいますよね。
しかしスケボーの上なら倒れません。この後板が右に動くからです。
・縮地走法は、前に倒れそうになるけど足をつくから倒れない
・ポンピングは横に倒れそうになるけど板が動くから倒れない
この「倒れそう」になった時の勢いで進んでいくところがよく似ているのです。
そして、この倒れる動作に極振りしたのが骨盤ポンピングです。
これはピンクのおっさんの最終形態Pump-4の様子ですが、下半身は倒れているものの上半身は逆側に行っていますよね。この方がバランスは取れるのですが、倒れる力は弱くなるので推進力は脚力頼みになるはずです。
そしてこれが先日アップしたスーパー忍者ポンピングの動きです。肩と骨盤が同じ方向に傾くことで全身が倒れていくような動きになります。もちろんこの後板が左に行くので倒れませんが、この倒れる力には全体重が乗っているのでこれだけで普通に進んでいくことができます。
つまり、脚をほとんど動かす必要がないのが特徴のポンピングです。
横から見ると電動スケボーに乗っているかのようにするする移動してるのがわかると思います。
改めて縮地走法を見てみると、やはり車輪で動いているかのようなフワッとした動きになっていますね。これも脚力に頼らずに倒れる力で動いているが故の挙動です。
古武術の動きにはこのように自然の力に任せたものが多いです。これは負け=死であった時代において、「力比べをしたら相手の方が力が強くて負けました」なんてことはあってはならないので、自分の力に頼らず勝つ方法を探った結果のようです。
ぼくのポンピング観もそれと同じで、「筋力が弱いので速く進めません」では移動手段としてポンコツなのでそれ以外の力を探った結果「倒れる力」に行き着いたわけです。
筋力には個人差がありますが体重なら誰でも最低40kgは持ってるわけだから、それを最大限に使えば十分な力が出せるでしょ?って理論ですね。
これを自転車でやったのがやまめ乗りであり、カンチェラーラのペダリングです(まあカンチェは脚力もスゲーと思うけど…w)
根っこにあるものが同じだからこそ、カンチェとぼくは繋がれたんですね(何だこれ