下駄クルーザーをポンピング仕様にするために取り付けたアングルライザーによって車高が上がってしまい、難度が跳ね上がったオーリーに限界を感じていたが、ここであることを思い出した。
前回話題に上がったぼくの初めてのスケボーBanana Boardのことだ。
元々移動手段としてこのBananaを購入したぼくはいの一番にポンピングを修得するが、早々に推進力の壁にぶつかることになる。そこでアングルライザーの存在を知り購入するのだが、Bananaのビス穴には合わないことに気付き絶望する。なにせ当時唯一持ってたスケボーがそれだったので、普通のトラックのサイズなど知らなかったのだ。
無論、Bananaの規格に合ったアングルライザーなど存在しようはずもないのだが、当時のぼくはそこで諦めなかった。
なければ作ればいい。
DMM3Dプリントを利用してアングルライザーを自作したのだった。
こうして思い起こすと当時のぼくの情熱たるや。よっぽどプッシュができなかったんだねぇ…w
そしてあれから3年ばかり経った今、またぼくはアングルライザー問題に直面している。今必要なのはなるべく車高が上がらないアングルライザーだ。どうやら海外に目を向ければそういうのもあるらしいが、自分には手が届かない。
ならばやることは同じである。
下駄クルーザーのアングルライザーを自作する
Bananaの時は3Dプリンターという手段をとったが、実はもっと単純な方法がある。アングルライザーっぽい形のものを加工して使えばいいのだ。今回ぼくが選んだのはこれだ。
ドアストッパーである。
島忠ホームズで買ってきました。
これはドアと床の間に挟んでドアが勝手に閉まらなくするもので(この説明いる?w)あらゆるドアに対応できるよう先細りの楔形となっている。まさにお誂え向きだ。
4個あるのは幅が狭くて1枚ではベースプレートをカバーし切れないためだ。
試しにトラックにあてがってみる。いい感じだ。
横幅は少し広いが、縦はドアに引っかける部分にぴったりハマった。
実際に取り付けできるようにドリルで穴を開けた。後ろは逆に付けるので穴の位置が違うのが重要ですよ。
この辺の作業はペニーにまくられストッパーを付けた時にやっていたのですんなりといった。
まくストはきっちりド真ん中に付けなきゃいけないけど、こんなのはビスさえ通ればなんとかなるので思い切りよくいった。ってかよくあんなとこに穴開けたよな自分…
そして完成。さすがに素人DIYなので左右でミリ単位のズレが生じてしまったが、これが滑りにどう影響するか。
今までのライザーと比較すると、後ろ側の高さはそんなに変わっていないが、前が極薄になっているのがわかる。つまり車高を下げつつ、アングル効果を増すことに成功した。これは会心の出来だね。
実際に床に置いて上に立ってみると、ミシミシいったりすることもなく普通に乗ることができそうだ。そして車高はなんとペニーより少し低くなった(ペニーのウィールが5mmでかいのもあるが)
オーリーが少しでもやりやすくなればと実施したカスタムだったが、これはプッシュやポンピングにもいい影響がありそうだ。正直それだけでお釣りがくる(予防線張ってんじゃねぇ)
正月休みもあとわずかとなったが、最後にドデカい花火が打ち上がりそうだ。乞うご期待(とか言って速攻ヒビ入ったらどうしよう…w)追記:大丈夫でした