ぼくのSix Wheels(僕六輪)

スケートボードのジャンルの一つ「クルーザー」についてのブログです

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ぼくのスケボー:ポンピング所信表明③

出来たことは出来た。

まあ本来のブースタースタンスはもっと左右に開くんだけどさすがに幅が狭すぎてこれが限界だった。

ただ屈伸運動がほぼない「骨盤ポンピング」はちゃんと可能なことがわかった。

 

しかし、やはりノーカスタムでは少し厳しいところもあった。それは骨盤ポンピングの傾き効率が悪いということだ。

どういうことかというとポンピング用にカスタムされた板に比べるとペニーのデフォルトトラックは曲がるのに多くの傾きが必要なので体の傾きだけで曲がろうとするとその分多く傾かなければいけない。そうなると骨盤ポンピングの短所である上体の揺れがかなり大きくなってしまうのだ。

まあそれが推進力になるんだから別にいいんだけど、曲がるのにより傾きが要るということは、その分板にかけた力が曲がることに費やされるということなので、効率は悪くなる。骨盤ポンピングの場合その力は重力、すなわち体重なので体重の使い方がかなり上手くないと十分な推進力を得ることができない。今日色々やってみた中では新∞+ピョンピングって感じのフォームが一番いける気がした。板の上でジャンプしつつ曲がる方の肘を下げる感じですね。

踏面が広いelosでは体重をドカンとぶつけられるブースタースタンスが最強だと思うけど、ペニーでは普通に脚力が使えるノーマルスタンスの方が強いかもしれない。

 

ちなみに摩擦がなさすぎて無理かと思われた膝抜きポンピングの前足を振る動きは前足の踵を引っ掛けるように動かすことで再現できた。

森田さんも「すくい上げる感じ」と言っていたが(あれは多分後ろ足のことだと思うけど)普通のミニクルーザーに乗ると普通は踵がはみ出すので、踵側に曲がる時は踵が板の縁より低いとこに来るわけですよ。その低いとこからヒョイっと上げる感じですね。

ちなみにペニーの縁はBananaと違って一段下がっているのでその辺はとてもやりやすかったです。

 

てなわけでノーカスタムのペニーでもぼくのポンピングはできることが証明できた。

とりあえず気が済んだので…

 

カスタムします!!

 

本来ウィールとベアリングしか変えられないBanana Boardのピボット角を変えたぼくが大人しくノーカスタムで使い続けるとでも思ったか!(誰に言ってるの?)

でも、Bananaと同じアングルライザー取り付けじゃつまらないですよね。

だから今回はBananaではできないトラック交換によるピボット角変更だ!

 

 

 

 

 

…という記事になる予定でしたが、問題発生したので中断します!(何があった

ぼくのスケボー:ポンピング所信表明②

ペニー届きました。

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いやー狂おしいほど黒いですね。ただの金属であるボルトやナット、ワッシャーまで黒一色なのはもはや芸術。インテリアとしても一級品ですね。そしてどこからどう見てもノーカスタムであることを主張しています。

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ぼくのかつての愛板(?)Banana Boardと比較(部屋が狭くて余計なものが映ってるのはご愛嬌)

Bananaの方は自作アングルライザーによるピボット角変更、70mmウィールへの換装をしているので足回りの比較はしないでおきますが、他の部分を見ても

・ペニーの方が全長が短く、ウィールベースも短い

・Bananaにはわずかにあるノーズの反りがペニーにはなく、逆にテールの反りが強い

・Bananaは表面がイボイボなのに対してペニーは網目

という違いが見て取れます。

幅は同じくらいですが、Bananaはピザみたいに縁がモコッとしている(伝われ)のに対してペニーは一段下がっているので、ここは実際滑った時にどう出るか楽しみですね。

 

とりあえずこのペニーを一切カスタムせずに、ナットの調整のみでポンピング仕様に調整していく。

まずはアクスルナットから。こういうのは大体購入時点では締めすぎになっているので緩めます。どのくらい緩めるかは人それぞれだと思いますが、ぼくはベアリングから1mm浮くくらいにしてるかな。本当はスレスレにするのがいいんだろうが微調整が面倒だし、右側のウィールは時計回りに回るのでナットが勝手に締まっていくことを考えると少し空けといた方がいい気がする。

たまにシャフトとナットがツライチになるようにというのがあるけどこれはシャフトが削れるのを防ぐためのものでペニーにはあんま関係ないと思う。デフォルトのウィールならナットより外に来るしね。

 

次にキングピンナットですが、ここはかなり気を使うところ。多分今やっても実際滑ったらしっくり来なくて調整し直す気がするがとりあえず当たりはつけておく。

まず前トラックですが、ここが曲がるかどうかがポンピングの生命線になるのでこれでもかというほど緩める。ワッシャーがクルクル回るくらい緩めて、ウィールとデッキを手でグッと握ってみても全然接する気配がないので、とりあえずウィールバイトの心配はしなくてよさそう。

次に後ろトラックですが、ここがかなり難しい。ぶっちゃけぼくは正解を知りません

締めるか緩めるか…緩めた方が曲がりやすくてポンピングしやすいように思えますが、締めて反発を強くした方が推進力が出る。ここが完全なトレードオフというわけでもなく、どっちも正解な気がするのでベストな締め具合を探ることができないのだ。

が、部屋の中でデッキの上に立ってみたところどうやっても普通に曲がれそうではあったのでとりあえず割ときつ目に締める方向で調整。

 

そんな感じで調整終了し、土日の実走を待つばかり。前回「次回実走編」と言ったな?あれは嘘だ。

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説明書を読んだ(けどわからない)のよ!

 

以上です。

ナンバ本の虫

まさにぼくのこの説明と同じことをしていたのです。

あまりに一致しすぎて知ってて言ってるみたいになってるよ。すげーな。

一つだけ違うのは、ぼくは股関節の捻りで進むと言っているけど、それだけでは走りに必要なスピードを出すことはできません。むしろ走りになればなるほど捻りの動作はなくなっていって、左右の足が平行線で進む感じになるという。

ぼくの走りを見てもそんな感じになってる気がする。では捻りの動作も、後ろに蹴る動きもなくどうやって推進力を得ているのか?これは次回の動画のネタにしたいと思います(もったいぶるなー)

(追記:過去記事見直したら既に書いてたわ

 

んで、前に出た脚に体重を置くためにはそこに体重がまとまってなくてはいけない。そこで二軸理論になるわけです。背骨中心の動きだと、右脚に体重が乗った時に左腕でバランスを取ろうとしますが、これだと体重が乗り切らず後ろに残ってしまう。体重を「まとめる」ためには上体をそっち方向に傾けていけばいいので、ぼくが重要視している肩を下げる動作はまさにそれをやっているわけです。もちろん肩を下げても骨盤が逆になっていたら上体は傾かないのでそこの連動は必須ですよ。

 

体重を片脚に「まとめる」ことができればもう片方の脚は重力から解き放たれ、ものすごく楽に動かすことができます。

そのことはここで説明してますね。このように左右の軸を切り替えて進むのがターンオーバーであり、二軸の動きということです。

これができると走りだけじゃなくて投げるとかいろんな動きに応用できるらしいよ!

知らんけど。

ぼくのスケボー:ポンピング所信表明

ペニーを買います。

 

理由

前回の記事で浮上してきた「ぼくのポンピング、elosでしかできない説」の検証のためです。

elosは見ての通り横幅の広さが特徴のスケボーでぼくが最近推している骨盤ポンピングと相性抜群です。

つまりぼくのデモンストレーションだけでは「板が特殊だからできるのは?」という疑念を持たれかねないと思ったのです。

そこで普通のミニクルーザー代表であるペニーに白羽の矢を立てました。

 

まあ普通のミニクルならBanana持ってんだけどあれも自作アングルライザーとか付けちゃってるしもはやストレートな板とは言えないしね…

だから今回はノーカスタムでの検証を行います。

ぼくのスケボー:ポンピング方針転換

今回膝抜きという新たな概念を持ってきたように言ってるけどこれ無足之法

と同じですよねぇ…

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これですね。これについては一昨年の記事で既に解説しています。ちなみに無足之法でGoogle画像検索するとこれが最初に出てくる。やめてくれ。

というわけで片足の抜重で移動する技自体は知っていたものの、それをスケボーでやる方法が今までなかった。

何故かというと基本的にスケボーは足を前後に置くので片足を浮かせたところで重心が前後に移動するだけで曲がる動作には寄与しないからだ。

しかしその図式を崩したのが他でもない骨盤ポンピング

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骨盤ポンピングでは左右の足の荷重がそのまま板の傾きに転化される。よって膝抜きの動きがそのまま使えるということだ。

で、膝抜きが使えると何がいいかと言うと膝抜きは地面を蹴らない動きだから、ポンピングに使う脚力も少なくできるということだ。動画内ではそれを「踏んでる感がない」と表現している。

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このgifはかつて当ブログが推奨していたポンピングの動きを表したものだが、まあこれも蹴らない動きとしては割と優秀だと思うんだけど、膝の屈伸が必要だから長時間やってるとまあ太ももとかはパンパンになってくるね。

そこをいくと膝抜きってのは片足の荷重を抜けばもう片方に勝手に力がかかるのでそっちの足はその力を逃さないようにするだけでよい。つまり普通に立ってるのと同じ感覚でいいわけですね。

 

ただここで問題になるのは骨盤ポンピングでは片足に積極的に体重をかけていくのに対して膝抜きポンピングでは片足に体重がかかってるけど重心は逆側に行くという状態になるので、ただ膝を抜くだけでは骨盤ポンピングほどの力を出すことはできない。そこでちょっとだけ自分の力も使いましょうということで出てくるのが前足の振り動作です。

これも過去記事で紹介した動画ですが、ポンピングでは4つの力を使っているという動画です。

 

具体的には(以下はレギュラースタンスで書くのでグーフィーの人は左右読み替えてください)

Toe SMEAR power:前足の爪先で板を右に「擦る」

Toe PUSH power:後ろ足の爪先で板を左に「押す」

③Heel SMEAR power:前足の踵で板を左に「擦る」

④Heel PUSH power:後ろ足の踵で板を右に「押す」

の4つですが、実は膝抜きポンピングの前足抜重だけでも②③④の力は自動的に発生しています。この説明は面倒なので省きますが(えー)となるとだけは自分の力でやらなければいけないということになります。逆に言えばこの力のかけ具合で速度調整ができるということですね。

で、この①を出す動きというのが前足の爪先を蹴り出す動きというわけです。

つまりこの動きですね。ちなみに動画では左右に振ると言っているが重心が左に行くことによって左には勝手に出る(じゃないとコケる)のでそこはあんま意識しなくていい。

そうするとこのようにかなり速度が改善します。このブログではPUSH powerのことばっか取り上げてる気がするけどSMEAR powerも相当デカイということがこれだけでわかりますね。

ただこれは板を「擦る」動きなので板と足の摩擦がかなり必要になります。あまつさえこのポンピングでは抜重しながら擦るのでデッキによっては足がすっぽ抜ける可能性があるので注意。

というか、大抵のミニクルーザーではすっぽ抜けるかも。ダメじゃん。

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ちなみにぼくのelosではこのように前足を置くところに突起を設けているのでここに足を引っかけて動かせるようになってる(通常のelosで後ろに2個付いてるのを前に移植しています)

www.xtreme.jp

普通のデッキでもこういうフットストップを付けることで対応可能かと思われる。

まあミニクルーザーでそこまでやるか?とは思うが…

 

というか今まで敢えて触れなかったけど最近考えてるポンピングがどれもelosありきになってるのは考えものだな…

ブースタースタンスとかペニーじゃ無理だろと思うし…

まあそれはそれでelosの宣伝になっていいとは思うんだけど、当ブログのハウツーは基本的に誰でもできるようになることを目指しているのでこのままではいけない気もする。

 

となると今後の方針としては

①普通のミニクルーザーでもできることをアピっていく

②elosをもっと宣伝して一人一枚ずつ普及させる(無理)

ということになるかもしれない。

動画の解説のつもりが誰も興味なさそうな話になってしまった。

とりあえず前足がすっぽ抜けないように気をつけてください。すっぽ抜けても私は謝らない。

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