この動画で紹介されてる可変式ライザーパッドが非常にエポックメーキングだったので自分もやってみることにした。
こちらが今回カスタムする(ってもう散々カスタムしてるが)ペニーです(部屋汚くてすんません)
これのリアトラックにパッドをかませてアングルさせるわけだが、見ての通りこのデッキ自体がかなりテール側が湾曲してる上にフロント側が既に嵩上げされてるので、実は今の状態でもアングルはしてたりする。するのだが、それをさらにアングルさせることでもっとすごいことになる(語彙力)こと請け合い。早速やっていく。
今回使用するゴムはこちら。元動画ではもっと硬いゴムを使ってる気がするが気にしない。
これをトラックの大きさに合わせて切る。切るというより千切るだな、これは(苦笑)
カスタムは好きだけど工作は苦手なんすよ自分。指示だけして誰かにやってほしいくらいだ…
トラックに合わせてドリルで穴を開けます。これはビスが通りさえすればいいので適当でいい。
ビスで止めて完成。ここで重要なのが前後で締め具合を変えること。
今回は前傾させたいので前をがっつり締めて後ろはそれなりに締める。
するとこのように角度がつくわけだ。
前後で同じ長さのビスを使ってると言えばその高低差がはっきりわかるだろう。
こんな締め方でちゃんと固定できるのか?と思うかもしれないが、前をがっつり締めることで上手いことゴムが後ろに追いやられていくので後ろもちゃんと締めることが可能。よくできてる。
早速いつもの公園で乗ってみると…なんかめっちゃグラグラするw
というかペニーに乗るの自体が3週間ぶりなので元々どんなだったか思い出せねぇw
家じゃなくて現地でカスタムすべきでしたね…
で、やたらグラグラする理由を考えてみると、今まではブッシュがつぶれることでデッキが傾いていたのが、ブッシュ+ゴムパッドになったので必要以上にトラックが動いてしまっているのだろうと思った。
そこでブッシュを限界まで締めて乗ると…キタコレ!
目論見通りリアトラックのキレが極限まで少なくなり、ポンピングでグイグイ加速することができるようになった。
まあペニーに乗るのが3週間ぶりなので元からそうだった気もするが…w
この「シャフトの動きではなくトラックそのものが動く」という発想はサーフスケートの首振りトラックのそれに近いかもしれません。いわば首振らずトラック。
海外のLDP動画を見るとリアトラックにはもはや曲がる機能を持たないただ傾くだけみたいなトラックが付いてたりしますが(伝われ)それに近い効果が出てるんじゃないかなぁという気がします。
ってか見てもらった方が早いわな(笑)
後ろをこういう曲がらないトラックにすることで、ポンピング時に後ろ足を踏み込んだ力が100%地面に伝わるようになり、推進力がアップするわけですね。
せっかくなので逆に後ろ側を強く締めて逆側に傾かせてみると、今度は後ろトラックも曲がる動きに参加してくるのでクネクネしやすくなりますが、その分ポンピングの力が減衰していって途中で止まっちゃう感じになった。
このサイトでいうところの「カービング重視型」の形になるわけですな。
(厳密にはノーズ側は傾けてないので違うのだが該当する図がない…)
なのでターンを楽しみたい人にはこっちの方がいいかもしれません。
自分はペニーは移動用だと思っているのでさっきの向き、上のサイトでいえば「高速走行重視型」のセットアップになるわけだが、これでもポンピングには全く支障はないと思います。
前のトラックにも同じパッドを入れれば「LDP走行重視型」となり完全なるポンピング仕様と化すわけだが、前には既に5mmのパッド(兼持ち手)が入っているのであまり余計なものを足したくないんですよね。
逆にこっちのクルーザーは前だけを傾かせていて下から2番目の「LDP走行重視型」にあたるわけだが、ペニーと乗り比べてみると違いは一目瞭然で、ペニーは直進しながらカクッカクッと曲がっていく感じなのに対して、こっちは正弦波を描きながらグワングワンと進んでく感じがある。こう書くとペニーの方が速いんじゃないかという気がするが、こっちはウィールベースという武器があるのでこの動きでも全然速く進めてしまうのだった。言ってみればレベルを上げて物理で殴るみたいな(笑)
そんな感じで全然乗り味が違うので、下駄クルに一本化すると言ったもののやっぱり遊びに行く時はペニーも持って行きたいと思った(小並感)
とりあえずこのライザーパッドのカスタムはガチです。ペニーでやる場合は元のビスだと長さが足りないのでちょうどいい長さのビスを下からポチりましょう(控え目)
デカいのしかなかった…
(追記)その後ちょっとした問題が発生したので手を加えました↓