ぼくのSix Wheels(僕六輪)

スケートボードのジャンルの一つ「クルーザー」についてのブログです

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ぼくのスケボー:のばすん閣下④

オーリー時、弾く前にどどんまいの腕の動きを完成させることで劇的に板の浮きが良くなったが、何故それで上手くいくのかの考察が少し甘い気がした。

というのも、前回腕を振り切ると同時に膝が伸び切ると書いたが、実際の動きを見てみると膝は曲がったままなのだ。腕を振り切ってからワンテンポ遅れて膝がビクッとなる感じだ。

 

このビクッとなるのがキーポイントではないかと思った。

つまり膝は勝手に伸びているのではないか。

 

具体的に言えば伸張反射を使ってる気がする。

伸張反射というのは筋肉が勝手に伸ばされたことを感知して収縮するという脊髄反射の一種。平たく言うと「あれこの関節めっちゃ曲がってね?伸びろー!」ってなる体のオート機能みたいなものだ(だいぶ平たいな)

膝の下をハンマーで叩くと足がぴょこっと上がるいわゆる「脚気の検査」はまさにこの反射を確かめるものなのですが、自分でやってみると叩いてから上がるまでに若干ラグがあるよね。このラグが今回の腕を振り上げてから膝が伸びるまでのラグにかなり近い気がしました。

そしてこれが起こる時、自分では膝を伸ばそうとしていないのです。

これがとても重要な気がした。

膝を伸ばすということは結局板を下に押すことなので、板の浮きを阻害する動きとなってしまうし、前足の膝はその後曲げなければいけないので、伸ばす→曲げるを一瞬でやらなければいけないというフィジカルゲーになる。

 

しかしこのどどんまいジャンプでは膝は勝手に伸びるのでそんなことは関係ない。

腕を振る→前足上げて後ろ足で弾く

この意識だけでできてしまうのだ。

 

では何故伸張反射が起こるのかだが、それはこれまでにも何度か書いた上向きのベクトルが関係している。

つまり、腕を後ろに引き上げることで手、肩、ケツの上昇の力が発生するのだが、この反作用が下向きにかかることで、膝にとっては予想外の曲げる力が加わることになる。

そこで「あれこの関節めっちゃ曲がってね?伸びろー!」となるのである。

 

よくオーリーは上半身で跳べと言われるがその真意はここなのかもしれない。

ぶっちゃけ上半身の動きだけでジャンプするなんて相当な身体能力がないと無理なはずだ。座禅ジャンプみたいなもんだし。

言いたいのは下半身を自分で動かそうとするなということなのだろう。

 

これがわかるとオーリーは格段に楽になると思う。足の動きのイメージが一方向でよくなるからだ。オーリーの完成形を見ると一瞬のうちに様々な動きをしてるように見えるけど、実はその中には無意識のものが含まれてるということ。無意識だから人に教える時に自分でどうやってるのかわからないところが出てきて、そこをどう説明するかでブレが生じてるような気がしました。皆さんはどうお考えでしょうか(雑に締めるのやめろ)

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